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典型的なB型社長日記“バカと天才は紙一重!?”

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2013年 04月 16日

日本人、中国文化を踏襲ス???

随分前から訴えていることなんですが、これほど人から受け入れられないことがショックに感じた事はありませんし、やはり2年余り前の東日本大震災は、「文化災」なのではないのか、ということが私の心の中で色濃くなってくるわけです。




何かと申しますと....ま、単純だと思われるでしょうが、”食べ残し”のことです.......何かの会合後の懇親会やパーティーなどに出席しますと、豪勢な料理が並んでいるわけですが、その会の終了後の食べ物の余りの量といいましたら、それはまぁ酷いものでして....これが平然と日本人の中で行われていることに強い憤りを感じています。このようなことを周囲に諭すも、”じゃぁあなたが食べたらいいでしょ?”とか、仕舞いには、”あんたの価値観を無理やり押し付けちゃいかんでしょ?”、と。 いや、そんな問題じゃないと思うんですが......。




ところで、そもそも論なんですけど、多くの現代本人は”食べ物”をどのように見ているのでしょうか?ブログやFacebookでは、”ここで食べたよ”、と伝えるために、食べ物の写真が掲載されていますが、食べ物とは.......”芸術品”???”自分の虚栄心保持の為のツール”???”娯楽ツール”???........まぁ、憶測だけで言ったらキリが無いし、さまざまな意図があるのだとは思うのですが、”私の感性”では、多くの方々は食べ物をこんな風に各個の中で位置付けておられる方が多いように思うのです。私自身の中では”食べ物は命”という言葉しか思い当たりません。牛や豚、鳥、そして野菜達が僕らの命を永らえさせるために命を差し出してくれたということ。だから、私は”食べ物だけ”の写真をブログやFBに掲載することはどうしても出来ないのです.....まぁ、それはそれとして、景気が悪くなっても中々回帰出来ないもんですね....ライフスタイルは。




で、食べ残しの話に戻るんですが、この考え方がもし”時代錯誤”というのであれば、日本人自体が大きく狂ってしまっている、といっても過言ではないのではないでしょうか。私は出張で中国出向くことがあるのですが、それはさておき、中国通の日本人から聞いたかどうかは忘れましたが、中華料理のマナーとは”食事を残す事”なのだそうです。それは、料理の提供者に対して充分な量を提供してくれた、との感謝の証なのだそうです。反面、日本はどうでしょうか?決してそんなマナーはないはずです。むしろ”バチが当たる”と、残す事に指摘することが普通なはずです。だからもし、日本人全てが神道の”八百万の神”を信仰しているのだとすれば、そのベクトルから大きく逸れてしまっている、すなわち多くの現代日本人は日本文化を自ら壊し、中国文化を踏襲している、という結論を付ける事も出来るわけですよ。もちろん、その中には今の尖閣問題などで、中国を非難している日本人の方達もたくさん含まれていることでしょう...............残念ながら。




ちなみに申すまでもないのでしょうけど、日本は食料廃棄率で世界ナンバーワン、飽食大国と呼ばれるアメリカよりもです。その反面、世界では飢餓が原因で1日4~5万人が亡くなっています。若かりし頃、先日亡くなった中沢啓治氏の「はだしのゲン」をよく読みましたが、戦中、戦後直後はお米すらもロクに食べられなかったように日本も同様に飢餓状態に瀕していたはずです。そして、戦後60年.......私達のライフスタイルは大きく変わりました。お祭りを祭祀としてではなく、客に消費をさせるための単なるイベント、と感じている方も多いのではないかと思いますが、命の恵みに感謝する人が少なくなった....食料廃棄が平然と行われている、だとすれば、冒頭で綴りました通り、東日本大震災は、たった60年で生き方が変化してしまった多くの日本人への警鐘、すなわち”文化災”なのではないか、というのが私の心の中にある一つの想いです。


.....頭こんがらがってきた。




ともかく、全ての日本人が、食べ物を遺す事、捨てることに恥ずかしさを感じてくれることを祈ります。





by zassoh-oggi | 2013-04-16 08:06


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