2006年 10月 09日
我が家の近くにそびえる許斐(このみ)山という山へ行ってきました。甲虫シーズンが終焉を向かえ、うちの坊主たちは遊びのアイディアが見出せずゲームに依存しそうな雰囲気だったので、昨晩、私の思いつきでうちの長男、次男のみを連れて行こうと思っていました。今日になって話は、近所の親戚も賛同、しまいには妻へと発展して、総勢8名で登山に行くことになりました。 広葉樹に覆われた山道は、マイナスイオンや鳥のさえずりで我々に癒しを与えてくれる半面、歩くことに不慣れになってしまった我々には、数々の自然の厳しさが立ちはだかります。 今日は登山をする前から決めていたことがありました。うちの次男はもうすぐ三歳。「三つ子の魂百までも」の通り、何かの試練を与えて引き出しを一つでも多く作ってもらいたい思っていました。具体的には「道なき道を登らせる」事。名峰と呼ばれる山はともかく、大体の山は人が登りやすいように誰かが整備してくれているものですが、そうでないところも登らせようという試みでした。 案の定、前半は山道というよりは、階段ばかりでしたが、山頂に近づくにつれて、上の山道につながる傾斜のきつい「道無き道」に遭遇し、次男をつれてアタックしました。初めのうちは何の躊躇も無く登っていったのですが、手のつかみ所が悪く下にズルズル滑っていくときは私の手を借りようとしますが、私は貸しませんでした。どんな動物も、切羽詰ったときは自分で何かを見つけると確信していたからです。少しの間愚図りましたが、次第に木の根を見つけてはそこに手をやり自分で登って行きました。登り始めて1時間ぐらいでしょうか、まもなく登頂まじかという所では、すでに登頂した長男が安否を気遣って次男の登頂を見届けてくれました。 洋服のおなかの部分を真っ黒にした次男は勿論の事、兄弟にとって収穫の多い登山になったと思います。 子供は少しずつ大人の濃度を増してきます。我々大人は子供に対していつまでも子ども扱いするのではなく、時には試練を与えるなどして大人扱いすることが大事なんだと改めて子供たちから学ばせてもらいました。 人生を山登りにたとえる人が多いのも理解できます。 そういえば下山時、子供たちが「ヤモリ」を捕まえていました。 撮影後、また会う約束をして川へ帰してあげました。
by zassoh-oggi
| 2006-10-09 22:08
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信州で生まれ、福岡で起業した、典型的なB型社長の頭を整理する場。業種は教育とFP関連。ですが、日記に専門的なものは99%なし。日々感じた事を綴っているだけですが、収拾がつかなくなるのが難点...のど飴 by zassoh-oggi カレンダー
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