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典型的なB型社長日記“バカと天才は紙一重!?”

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2008年 03月 26日

B型社長とAB型長男の珍紀行~その⑤ マサイマラ編

2月9日(土) 晴れ後くもり、時々スコール
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アンボセリ最後の日を迎えた。
今日はナイロビまで戻ってウィルソン空港から飛行機でマサイマラ。本来の計画であれば、ここから陸路でナクルへ行くはずだったが、ナクルとナイバシャはまだ暴動の余波が残っており危険との事、出発直前で急遽変更になってしまった。ナクルには何百万羽といういうフラミンゴやロスチャイルドキリンといった珍しい動物がいるだけに非常に無念だけど、しゃーない。
とにかく今日は多忙になりそう…。
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今朝は、6:00に起床。
「おい起きろって!!」というような、誰かが起こしてくれたような、そんな起き方だった。やっぱり気がかりは昨日雲に半分隠れていた「あの山」。ジャージからいつもの服に着替え、テントをでるも若干薄暗い。ボチボチ歩いて南側に目をやると、そこにはキリマンジャロのシルエットがくっきりと浮かび上がっていた。やはり"JARO”は裏切らんかった…ジーンとした面持で日の出を待つことにした。

榛馬は相も変わらず、昨日の「アリジゴク」の巣を調査中。ほかのテントも廻ってうちの15番テントが一番アリジゴクの巣が多かったと御満悦の様子だった。AM6:30、日の出の時刻になった。ビッグサンライズを撮ろうとしたが、あいにくテント団地が遮ってしまってファインダーないに入らない。「日がどんどん昇ってしまう!」と気持ちは焦るばかり。仕方がないとおもった私は、近くのアカシアらしき木によじ登って撮影(ふぅ~)。
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昔、久米明さんがナレーションしてた「すばらしき世界旅行」のオープニングのような太陽にうっとり。太陽は数分で地上から浮かび上がった。
その後、場所を変えてキリマンジャロの前へ。「また来いよ!」と笑顔で囁いてくれているようにも感じる。ホント山はいい。なんでも受け入れてくれているようで…そんな最高の気持ちでシャッターを切った。 
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 そんな時、キャンプのスタッフがこっちに駆け寄り「ところでオギは何時に出るんだい?」話しかけてきた。腕時計を見ると7:00前。たしか出発は7:30の筈。「ぐぇぇ~!30分しかない!」。と俺と榛馬はそそくさと管理棟へ行きフルーツだけの朝食を済ませた。兎角こういうところにいると、時間の経つのがゆっくりの筈なんやけど、意外と早いもんやね。


<キリマンジャロとオリックス>
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大幅にタイムオーバーをしてデイビッドの車へ乗り込んで出発。キボのスタッフとも別れ際、握手で再開を誓った。次第に小さくなるキリマンジャロの姿は実に名残惜しい。そんな気持ちを察してか、デイビッドはアンボセリNP内に長くいられるようナマンガゲートから出てナイロビへ向かう手段を選択してくれた。草食動物は勿論のこと、たくさんのダチョウらも見送ってくれた(に違いない)。ナマンガゲートがもうすぐという頃、アンボセリ湖跡の脇を通る。今でこそ「ここが湖?」と首をかしげたくなるが、ここは大雨季(4月~6月)になるとどでかい湖になる。
今はゾウが美味しそうに草を頬張っていた。アンボセリ・そしてキリマンジャロ、キボサファリキャンプのみんな、また来るけんね!
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ここから約5時間、ナイロビまでの長いドライブとなる。ナマンガゲートを出てマサイの集落がよく目につくようになったが、トムソンガゼルやらダチョウもよく見かける。こんな光景からも人間と野生動物が共生していることがうかがえる。日本もこういう生活にシフトしたらどれだけ自然が戻るんだろう、京都議定書のCO2削減目標は余裕でクリアすんじゃないのなんてデイビッドとドライビングトーク。というかデイビッドが居眠りされたらこまるけんね~。
榛馬は車の揺れで横になっている。グロッキーモードかいな?

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2時間ほどしてナマンガの街へ入った。
ここはタンザニアの国境ゲートがある街でケニヤでは高級住宅地として位置づけられている…とはいってもビバリーヒルズや大田区の田園調布、兵庫県の芦屋に比べたらほど遠いが、とにかく高級住宅地らしい。
この街を通過して暫くして土産物屋でレストタイムを取る。
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俺は膀胱を抑えながらトイレへと向かう。脳内にバラの花が咲いたようなすっきりモードでトイレを出ると、自称昆虫博士の榛馬がアリの巣を眺めている。
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かなりの数の、しかもデカイ!若干赤紫色しているようだが、ここのスタッフのコベは「毒はないよ、でも噛まれたらかなり痛い」と教えてくれた。
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続いて榛馬はそばにいた羽アリを捕まえて観察。するとコベが、また虫の説明をしてくれるかと思ったら「この羽アリは食べられるよ、甘くて美味!」だって。そーいや、下を見るとこのアリの羽が沢山散らばっていた。

ところでここのスタッフはエマリのスタッフと比べてしつこいセールスがなかったので気付かなかったが土産を全然買っていなかったことが判明。珍しく自ら木彫りが沢山あるコーナーへ足を運び木彫りを物色…するのはいいが所持金があと日本円で8000円位しかない(焦)。というか元々持ってきていなかったんだよね。マラでチップやらないかんし、ここで衝動買いはまずいな~と思ったとき、スゲーちっちゃい木彫りを見つけた。真黒なものから色が塗られたカラフルなものまで結構種類がある。「よっしゃーこれにしよう」とコベと交渉。話を聞くと木彫りに使う木には3種類あり、よく見かけるキリンやライオンだけでなく、イボイノシシなどマイナーなものまでそろっていた。

(1)アカシアの木(奇麗にカラーリングされていたが木の繊維が剥がれそう…)
(2)ジャッカランラの木(一般的だが、ここではあんまり動物の種類がなかった。)
(3)あとマサイ族が武器としても使う重厚感のある黒檀見たいな木(エボマやったかいな?) 

それぞれ耐久性は(3)→(1)の順で優れていて、プライスも同じ順で高いとの事。コベに聞くと(3)は1個5㌦!!高けぇ~という奇声をあげたオレはコベに金がないがこれが欲しい旨を訴え、なんとか3㌦まで落として貰い15個を購入することができた。

もう土産の事は考えんでもイイ~。そんな気持ちで車に乗り、再びナイロビへと向かった。しばらくしてキッテンゲラの街にさしかかった。ナイロビ以外どこの街もよく似ているなと思った。日本のように大型ショッピングセンターなど無く、ロード沿いには長屋風の建物が所々あり、それぞれ飲み物屋や散髪屋、自転車修理屋、果物屋etc…が入っていて店の前では沢山の人たちが井戸端会議(?)たむろっている。ところで、この街には「バンブリ」と「ブルートライアングル」という三大セメント会社のうち、2社の本社工場がある。日本で言うと小野田とか佐伯ぐらいになるんかな?とにかく賑わっていた。…写真は無いけど。
<ケニヤ鉄道のとある駅>
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<ナイロビへ向かうマタトゥ。屋根には凄い荷物>
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<お、もうすぐナイロビか…>
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昼12時頃、やっとナイロビ市内に入った。
入るや否や「現金が欲しい」という気持ちに駆られる。さっきの土産物屋で現金がかなり減ってしまったので、あと1000ksh(1万5千円位)は補充したいと考え、ロードサイドのレストランで軽い食事を取った後、人に聞きながら銀行を探し、ようやく見つけたのだが、今日は土曜日。昼でクローズしてしまっていた。

ま、いいか「榛馬はあんまし遣っとらんしいざとなったら借金しよう」と開き直り、車に乗り込みウィルソン空港へと向かった。トラフィック・アフリカ・ハイウエーは夕方ほどではないが相変わらず渋滞気味である。
デイビッドは近道をしようと別の道に迂回。道の左側は大きなフェンスで囲まれている。そのフェンスには「youth」って書かれてるけどユースホステルかなんかかいな?道の右側は学校や商店。
B型社長とAB型長男の珍紀行~その⑤ マサイマラ編_a0089470_1243553.jpgこの道沿いを歩いている人たちはアフリカンもいるが、どちらかというとインド系の人たちが目立っていた。女の子はサリーを身にまとっていたなー。(右の写真とは関係ないけど)
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ところでデイビッドは近道だと言っていたが、この道もかなり詰まっているぞー。
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主要道路とは違い片側1車線の道路なのだが、渋滞を避けるために反対車線を走る車が目立つ。反対側は結構ガラガラなので早く前に進むためにはこの方法しかないのだろう。日本でも右折する際には数10mぐらいは反対車線を走ることはあるけど、ここでは右折の為ではなく、とにかく前に進むためなのだ。アッパレとは思ったが、反対車線から車きたらどーすんの?と思ってたら、案の定反対車線を逆行する車の前に対向車が来た。渋滞の列にはもどれんやろし、バックでもして戻るつもりなんかいな?と思っていたら、その車はすかさず歩道へ移った。当たり前のように歩道を車道代わりにしてその車は行ってしまった。

まぁ、この街には殆ど信号も無いし、車にひかれても引かれた方が悪いという考えもある。所々譲り合いの精神の部分も垣間見えたが、この国の交通社会はどっちかっていうと自己責任のウエイトの方が強いんだろうね~。いゃ~ホントにスゲーって思った。

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14:30、ウィルソン空港へと到着。この空港はメインターミナルが無く、航空会社ごとのターミナルになっていた。日本で言うと八尾空港かいな?
我々は「サファリリンク」という航空会社のターミナルへ向かうため空港入り口から5分ぐらい車で走っていると建物と建物の間から滑走路の様子が見える。そこから見える飛行機がまたまた凄かった! 機体が捥げたものや、パンクしたもの、エンジン部分が焼け焦げたものがさらされている。この空港から初めて飛行機乗ろうとする日本人はビビるだろうな~たぶん。

空港内に入りここでデイビッドとはいったんお別れ。我々父子だけとなった。
セキュリティーチェックが終わり、野球場のベンチみたいな待合室で搭乗機が来るのを待っていると警官が話しかけてきた。日本人の子供は珍しいのか、榛馬に興味をもっていたようだ。ナイロビの日本人学校?日本は今休みなのか?いろいろ質問をしてきた。榛馬はイエス・イエスと答えるだけだったが、警官は御満悦な様子だった。搭乗機が到着し、警官との別れ際に榛馬は警官に向かい日本流の敬礼をしたら「Have a good fright!」て言って見送ってくれていた。格好いいねぇ~。榛馬も警官になるか!ケニヤの…。
<写真左が搭乗機>
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重い荷物を引きずりながら搭乗機まで歩いてゆくと、いつ製造したのだろうかという位の趣のあるプロペラ機があった。確かに古いのだがピカピカに磨かれていてモノを大事にしているって感じが伝わる。そして15:00、ドイツ人4人、イギリス人2人、そして我々日本人2人を乗せたプロペラ機はナイロビを後にした。
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離陸した直後、ナイロビ市内が眼下に広がった。
高層ビルが目を引くが、目に着いたのは広大な灰色の屋根、スラム街だった。上空から見るとスラム街はナイロビの街と完全に隔離しているように映る。車からだと全く気付かなかった。やっぱりこの国は観光収入が多いせいなのか観光客に見えないようにしているんやろうね~。俺は今までみたナイロビ市内の中で殺風景な場所が所々あって、てっきりそこがスラムだと思い込んでいたが、さらに貧しい所があったのだ。自分の無知さにとても恥ずかしくなった一幕だった。
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ところで、このプロペラ機に搭乗した8名の命を預かるのは、1名のパイロットのみ。アナウンスメントも荷物の出し入れもこのパイロットが兼務していた。なんでも業務をこなすパイロットって凄ぇ~!大型ジェット機のパイロットもいいけどこういうパイロットの方が味があるよね~榛馬見ろよっ…て横に目をむけるとバテテ寝ていた。
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町並みはすっかり消えて巨大段々畑(クレーターとは違うんかいな?)みたいのが眼下に広がった。クレーターといえば、おとなりタンザニアのンゴロンゴロは標高5000m級の活火山が山ごと大爆発して巨大クレーターが見られるっていうけど…てな感じで、下に見える地形がクレーターだと思い込みながら、しばらくの間この光景に釘づけになっていた。



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ナイロビを出て約1時間、とうとうマサイマラのジャリ道滑走路の着陸。舗装されているより衝撃が少ない。大型ジェットやったらどうなるんかいな?
Fig tree camp と書かれたランクルを探していると、一人はマサイの戦士の格好(名前忘れてしまった!)で、もう一人はデイビッドと同じような格好のドライバー(ニコラス)計2人の男性が出迎えてくれた。握手の後、ランクル(スゲーカッコいい!) に荷物を詰め込み出発。


キャンプへ直行かと思いきやゲームドライブしながらキャンプへ戻ることにした。思ったより長いフライトと機内のエアコンがあまり効いていなかったせいもあり暑さで若干ヘトヘト気味ではあったが、動物を見つけるや否やすぐに回復してしまった。
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出発してすぐ、アンボセリでも生息しとったトムソンガゼルやバッファローに混じり、エランドを見つけた。エランドは最も大きいレイヨウ類。つづいてインパラの群れ。インパラは1頭のオスに複数のメスといったハーレムをつくっている。この群れは1頭のオスに50頭はいるだろうか、沢山のワイフが…羨ましいとは思ったが、このオスの貫録はオレとは雲泥の差。完敗だよ!
その後ハーテビースト、トピといったアンボセリでは見られなかった草食動物、産後数時間のの赤ちゃんもいた。(かわいい!)
<空港近くの川を渡ったとき…カバ発見!>
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<エランド…最大のレイヨウ類>
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<トピ>
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<イボイノシシ・逃げる時の尻尾がラジコンのアンテナみたいにピンと立ってた>
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<インパラ・オスは品格ある顔立ちだねぇ~>
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<バッファローの赤ちゃん・まだ生まれて数時間との事>
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<榛馬っ!チン●コライオンにかまれんなョ>
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車はサボテンみたいな木があるとある(・・・)丘に向かった。ここに何がいるんだ?と眼をキョロキョロさせていると車から3mほどの所にはチーターが3頭!!兄弟らしく、お腹一杯でくつろいでいた。スゲ~ラッキー!
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アンボセリで見たライオン、ハイエナ、ジャッカル以来の肉食動物にバテて横になっていた榛馬も敏感に反応しカメラのシャッターを何枚も切っていた。そういえばこの兄弟、どこかで見たようなと感じる。もしかして前にTBSの「どうぶつ奇想天外」で親とはぐれたチーターの特集かなんかやってて、結末が判らないまま終わってしまったことがあったんだけど、その時の子チーター達やろか?って思った。…もしそうであれば無事だったんだ…そう勝手に思い込んでシャッターを何枚も切った。「このままずっといたいよな」という気持ちを押し殺して、ランクルはチーターの兄弟を後にした。
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ところで、アンボセリ国立公園と比べマサイマラ国立動物保護区はとても緑が濃い。何かの本で見たが、国立公園(national park)と国立動物保護区(national reserve)では国からの待遇って言うか保護の厚さというのが違うらしい。前のブログでも述べたが、アンボセリはあちこち砂漠化や湖沼化が進んでしまい、オレみたいなド素人でも理解できるほどになってしまっていた。あまりにもギャップがあると感じたので、車に乗りながらアンボセリもマサイマラみたいに緑が戻るにはどうしたらいいんかいなって一瞬考えてしまった。

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チーターの兄弟たちが寛いでいたところから数分のところでブチハイエナを発見!
今回は 「ハイエナ特集」って言ってもいいぐらいよくハイエナを見るが、このハイエナは何か守っているような仕草だが…あ、ナルホド、子供たちがいたんやね~
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ゲームドライブって普通他のドライバー同志がどの動物がどこにいるって情報交換し合いながら車で保護区内をまわると思ってたけど、このマサイの兄ちゃんは自分の眼と双眼鏡だけでドライバーのニコラスに指示を出している。一匹狼なんやろか?
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日本人の視力はいい人で1.5位だけどこっちの人は4.0とか、時には7.0とも聞くこともある。さらにこのマサイの兄ちゃんみたいに双眼鏡使ったらどんな風に見えるんだろう。

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夕方17:30前、雲行きが怪しくなってきて、肌寒くなってきた。ニコラスとマサイの兄ちゃんは"ハクナマタタ(問題ない)"を連呼。

オスライオンがいた。やっぱりライオンはアンボセリよりも見る確率は高い。
オスは狩りをしない筈だが、数百メートル先のバッファローを見ている。バッファローもオスということで警戒している様子はない。
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つづいてメスライオン。かなりの至近距離で見ることが出来た。
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さっきのチーターといい、ライオンといい、至近距離でも全く動じないね~。

ところで、ケニヤでサファリ来てビッグ5を見るととてもラッキーと言われる。そのビッグ5とは…
①ライオン
②アフリカゾウ
③バッファロー
④サイ
⑤レオパード(ヒョウ)
の事を指す。なんでチーターがビッグ5に入っていないのか、バッファローが何故?って思うがケニヤの人が決めたのだから仕方がない。前回は本当に運がよく全てを見ることが出来たが、今回は今のところ①②③。ナクルに行けたら④と⑤は見られる確率が高いんだけど今回は厳しいか…。 



雷と共にポツポツと雨が降ってきた。
マサイの兄ちゃんとニコラス、そしてオレと榛馬は車外に飛び出してランクルの屋根の取り付け作業にあたった。空港でこの車に乗り込んだときは、屋根もガラス窓もないけど雨が降ったらどうするの?と思っていたが、タイヤによじ登ってみるとテントの素材がロール状に巻かれていてマジックテープで止められていた。4人がかりで作業したため10分程度でオープンカーのランクルから普通のランクルに戻り、雨もタイミングよく強くなり出した。
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しかしこの雨、降り方が強烈。
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ワイパーをマックスにしていたけど、殆ど視界が遮られている。前回来た時も同じ時期で2月は乾季だったんだけど、こんなスコールは一遍もなかった。


所々でドリフトさせながらやっとの思いでキャンプに到着。っていうかニコラスのドライビングテクニックのおかげなんだけどね。
チェックインの時、スタッフに今日は何組泊まってるの?と聞くと我々を含めて3組だけらしい。アンボセリもかなり少なかったが、暴動の影響でキャンセル続出とは言っていたがここまで酷いとは思わなかった。


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レセプションを出てテントに案内される。案内されたのはなんと川沿いのテントだった。
「ここはいいぞぉ~!」前回泊まったのサロバマラキャンプよりも好印象を持った。
テントすぐ前の川の水面には、うっすらと個体のシルエットが浮かんでいた。「ヒポ」と答えるスタッフ。え、カバ?
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テントに入ると確かに「ブフッ、ブフッブフッフッフッ…」とカバの雄叫び、そしてあと水しぶきをあげる音が心臓に響く。 夕飯を食べ、明日に備えて早めに就寝した。如何せんカバは夜行性なんだよね。時々あの雄叫びとバブーンの奇声で目が覚めてしまったが、とてもスリルある4日目の夜だった。

by zassoh-oggi | 2008-03-26 14:41


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