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典型的なB型社長日記“バカと天才は紙一重!?”

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2008年 04月 02日

B型社長とAB型長男の珍紀行~その⑥ マサイマラ編

2月10日(日) 晴れ後くもり、時々スコール



朝5:00起床。今日は、タンザニアのセレンゲティ国立公園に入るルートでゲームドライブの予定。昨晩、マサイの兄ちゃんやニコラスとで約束していた時間が朝6:00なのでまだ寝ていてもいい筈なのであるが、榛馬も私もカバや鳥類の鳴き声で眼はバッチリ開いて閉じられない状態になってしまった。2人はテントを出て薄暗い川沿いでベラベラと喋っていた。

すると、隣のテントに一人で滞在しているオーストラリア人(以下豪人)が上半身裸のまま出て来た。「お早う!君たち早いね~」まではよく理解できたが、中途半端にしか英語は理解できない為、その後の言葉が理解できなかった。それを察知した豪人はきき手を自分の口元にもってきてアヒルのクチバシのようにして何かをジェスチャーしている。「何やろ?」と思っていたが、たしか” …silent …”という言葉が入っていたような…私はハッと彼の言いたいことがやっと理解できた。ナルホド「うるさくて眠れないからもう一寸静かにしてくれ」ということやったんやね。

B型社長とAB型長男の珍紀行~その⑥ マサイマラ編_a0089470_040915.jpg私は “ソーリー”を繰り返してテントの中へ入った。マナーを教えてくれた彼にお礼とお詫びをするつもりでウエストポーチに常備している和英辞典を引っ張り出して言葉を調べることに…

朝5:45、もう出てもいいやろ…と思った頃、フィグツリーのスタッフが”ウエイクアップ”と起こしに来たので即座に私と榛馬はカメラを持ってレセプションに向かい、アンボセリ同様しばしのモーニングコーヒー&モーニングティータイムで体を温める。ケニヤに来てからというものの、私はコーヒーに、榛馬は紅茶の虜になっていた。…チョットティースプーン3倍は砂糖の入れ過ぎだと思うけど…。

B型社長とAB型長男の珍紀行~その⑥ マサイマラ編_a0089470_22392340.jpg ところで紅茶といえば、ナイロビのホテルやアンボセリのキャンプでも”Ketepa”というメーカーの紅茶を使っていた。濃厚なミルクにとっても合って美味い。さぞかし有名なんやろうね。そういえば、帰国後に飲料メーカーの支店長に聞いて判ったことだが、ケニヤはお茶生産高世界4位らしい…ん~成程。

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体が温まり、ニコラスがそろそろ行こうと車へ向かった。橋を渡り昨日乗ったランクルでカメラを詰め込んでいると、朝テントで注意してくれた豪人が別の車でゲームドライブの準備をしていたので彼にお詫びとお礼をすることに。
彼は”理解してくれてありがとう”とガッチリ握手してくれた。「ヨカッタ~受け入れてくれた!!」

調子にのった私は、何故一人で来ているんだい?とお節介な話を聞くと、彼は大学で動物の生態を教えている教授かなんかで頻繁に一人で来ているんだとか。
そういえば昨日の夕飯の時もドライバーを交えて飯食いながら打合せしてたな~と記憶を辿ってたら彼がどういう思いで、目的でケニヤに来ているのかということが理解できてきた。

単に野生動物を見に来る人もいれば、都会の喧騒を離れるための目的、写真撮影を目的、彼のように学びを目的に来ている人もいる筈なんだよね。だとしたら、配慮が足りんかったな~と改めて理解できたことが嬉しかった。

それから間もなく、我々B&AB親子、豪人はそれぞれ別の車に乗り込み
それぞれの目的地へと向かった。

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出発して間もなく最初のお出迎え。やっぱりブチハイエナ…こっちに向かってきた。

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ようやく明るくなってきた。
アンボセリのように日の出は見られないが、朝焼けと雲海?幻想的だなぁ~

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<1頭だけ走るヌー> お前は今頃はセレンゲティにいる筈じゃぁないのか…

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<エジプトガン> 親子で教育訓練中。

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<シギの仲間?>(これも調べ中)

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<この鳥の名は??>(これも調べ中)

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<ゾウの親子たち>密林で食事を取っていた。
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<インパラ> やっぱりオスは貫録あるねぇ~





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ハッチから顔を出すとバンバン当たる冷たい風。
こうした過酷な環境に生きる動物たちの気持ちに少しでも近づきたいが、
これ位しか一般旅行者の私には出来ん。
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無念な気持ちをよそに榛馬は寒さで固まっとる。


1時間ぐらい?経っただろうか…以前滞在したサロバマラキャンプの入口に差しかかる。その時、マサイの兄ちゃんが”お前たちラッキーだよ! ”と叫んだ。
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何やろか?と右に首を振ると目に飛び込んだのはクロサイだった。
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シロサイはナクルでもよく見られたが、クロサイは絶滅危惧種でマラでは現在35頭しかおらず、なかなか見ることが出来ない。私もマラでサイを見たのは初めて。

確か昨日、マラに来たときエアーリンクのシートポケットに入っていた雑誌にも書かれていたが、レンジャー間では一頭一頭名前が付けられ、慎重な保護活動が行われているらしい。私と榛馬は勿論のこと、マサイの兄ちゃんやニコラスも感際立っていた。

ちなみにナクルのシロサイはこちら(2003.2月)



クロサイに別れを告げ、タンザニアのセレンゲティーに向け車を走らせていると2人のレンジャーがライフルを持って歩いていた。彼らは先程のクロサイ達を守るためにパトロールしていたのだろうか。ニコラスは車を彼らの横につけ、マサイの兄ちゃんと共に何か(スワヒリ語「モジャ=1」位しか聞き取れんかった)を話していた。話が終わるや否や車はレンジャーたちを乗せて再び走り出した。
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今回、暴動の影響もあってか道路で警官がライフルをもっているのは遠くで目視出来たが、間近でみるのは初めて。友人と「刃物と銃、つきつけられたらどっちが怖い?」という話題になったことがあり、「刃物」と答えたことが記憶に残っているが、やっぱり銃も怖えな~。

でも彼らの眼は「マラを守る」ということを誇りに満ち溢れている眼。優しさと強さが混在していることがこの眼から伝わってきた。そう思ったら怖いというより有難いという気持ちになってきた。




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レンジャーたちと別れて暫くして、とうとうタンザニアとの国境にやってきた。ここには管理事務所もなければ国境警備隊もいない。あるのは「国境だ」ということを示したこの石だけ。
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<"T"はタンザニア、"K"はケニヤのイニシャルが書かれている。数字は不明>

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<向こうはタンザニア・セレンゲティ>
日本の知人たちには年賀状で「ケニヤとタンザニアに行ってきます」と予告してたけどこれで間違いやないやろ…とホッと胸をなでおろした。

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私達4人はこの石を椅子代わりにしてキャンプでこしらえてくれたホットサンドやらゆで卵などの朝飯をとった。


そういやこの辺りは草食動物も目につかんね。
前回来た時ははインパラのウ●コが散在してて手で割ってたら、同行者に触るなって言われたのがまだ記憶に新しい 。



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みんな朝食を済ませ、再び移動。いよいよマラ川の傍までやってきた。

大勢のカバが気持ちよさそうに水につかっていた。

人間が来たということもあってか露出しているのは耳と目というカバが多い。


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ところでこの川は何百万頭のヌーが大移動する場所として幅広く知られている。テレビではヌーだけが報じられているようだが、ヌーだけでは無くて、シマウマが20万頭、トムソンガゼルが50万頭などが混じった超大移動となるらしい。
 先ず、ヌー達は毎年4月~6月の大雨季にセレンゲティ南東部で過ごして乾季を迎えた時、200万頭の草食動物たちは大雨季の間に草が生い茂ったセレンゲティ北西部へと移動する。そして7月にこのマラ川を渡り、マサイマラへと移動した後3か月程草を食べつくし、10月の小雨期に再びセレンゲティに向かって大移動を始める。
 つまりこの大移動は草と雨が関係しているらしくて通称「セレンゲティ・マラエコシステム」と呼ばれていているんだって。マサイの兄ちゃんは丁寧に大移動の構図について語ってくれた。私もテレビでしか見たことが無いが、こういうことからもお昼のオフィス街で定食屋やコンビニエンスストアへ向かう大移動の風景とはわけが違うなということがよく理解できた…

…というのは冗談としてスゲェよ、動物界って。自分のDNAにどんな時に、何処で、何をすべきかっていうことが組み込まれてるというか。カレンダーや時計を頼りにしたり、数値化しないと判断できない私たちよりずっと優れているな~。

川を見ながらこんな話をしている時、さっき車に同乗したレンジャーたちがやってきてまたマサイの兄ちゃんたちと話をしている。するとマサイの兄ちゃんは"彼らの先導で、川沿いをウォーキングサファリをさせてもらえることになったがどうするや?"との事だった。
私は、手持ち現金が既に60㌦と500ケニヤシリング(600円位)しかなくレンジャーたちにチップが払えるかどうか不安だったがこんなチャンス滅多にない。もちろんOKし、ライフルを持った彼の後ろについてゆくことにした。

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昨日のスコールでだろうか、足元は草が全く生えてなく非常にぬかるんでいる。フラットなら特に問題はないが土手みたいなところを登ったり降りたりするときに、ツルツル滑る。木の根元やツルをつかんで転倒しないようにしたが、とうとうスリップ&転倒。私のズボンは田植えの後のように泥だらけになってしまった。ま、いいか。カメラは守れたからと開き直る。
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<お、オレにも手を貸してくれぇ…足元が、足元がぁ…>


道中、サバンナモンキーを発見。レンジャーが石を餌に見立て舌打ちをしながらモンキーを呼んだ。するとモンキーは石を餌だと思いこんでレンジャーに近づいて石を取った。「どうだい?」と得意げなレンジャー。まだ、近くにモンキーはいたので私も試してみる。
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石をポケットに入れ、リアルに餌を出すように見せかけレンジャーと同じようにモンキーを呼んでみる。…しかしモンキーはこっちに来るどころか姿を消してしまいみんな爆笑。

なるほど~レンジャーは動物たちにも信頼されているのか…そんな一面を垣間見たような気がする。

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マラ川のビューポイントに到着。ここにいたのは先に述べたヌーの大移動の際に、ヌーを捕食するナイルワニだった。マサイの兄ちゃんに「ワニの天敵は何なんだい?」と聞くと、向うを指さした。指の向こうには先程気持よく水につかっていたカバがいた。「じゃあカバの天敵は?」と聞くとワニの方を指差した。…なるほど、ワニはカバの子供を捕えて食べるんやろうし、草食動物のカバはそれを守るために大顎でワニに噛みつくんだろうし…この川はお互いが天敵同志なんやね。

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ぬかるみの道から草のあるところまでやってきた。向こうのタンザニア・セレンゲティの大草原。泥だらけになった私をマサイキリンがこっちを眺めていた。

レンジャーが守ってくれたおかげで、
ウォーキングサファリはとても安心、そして満足させてもらった。

…しかし、この先の事を考えるとチップを払えるのは20㌦位。幾らチップの定義が気持ちとは言えこれじゃ自分の気持ちが済まない…。そんな理由で満足と気まずいさが混じった顔でレンジャーにお礼とお詫びを告げ、チップを渡した。やっぱりレンジャーは器が大きい。快くチップを受け取ってくれた。

間もなくお昼時という頃、マラ川を離れ、フィグツリーへと向かう。

道中、おもむろに榛馬が「ヒョウは何処にいるのか」を聞いてきた。
ビッグ5の事を知ってクロサイを見たもんだからなお更見たくなったんやろうね。
しかし、「しらん、自分で聞け」と突き放す私。
すると榛馬は臆することなく、「ヒョウは英語でなんて言うん?」と質問。
「れおぱーど」

すると榛馬は…

"ふぉぇあ いず れおぱーど ぽいんと?”

…マサイの兄ちゃんに英語で話しかけた。
これには、マサイの兄ちゃんもビックリ!! 「よく殻を破った」という嬉しさなのかどうか理由はわからんが、ゲームドライブの時間を延長して探してくれることになった。
アンボセリで、トイレやゴミ箱を探していたときに"Where~"の使い方を教えていたのだが、敢えて今回は突き放して見た。これを契機に、「これは何て言うん?」と彼の頭から「覚えたい欲」が湯水、いや湧水の如く湧き出してきた。「いいぞ榛馬!!」

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<セグロジャッカル>

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<マングースを発見!>

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<ディクディク>最小のレイヨウ類だが素早い!
ファインダーに収めることが出来なかった。

暫くしてマサイの兄ちゃんがライオン!ベストアングル!
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<食休み?オスライオン>

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<ジャッカルも木陰で一休み>

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<バッファロー>

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<イボイノシシ>

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<ヘビクイワシ・頭のカンムリが格好いい!>

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<マサイキリン>

結局、ヒョウを見ることはできずしてフィグツリーに戻った。
…しかし、榛馬も私もすっきりしていた。オスライオンのベストフォトが撮れたのも含めて、彼らの誠意がとてもありがたかった。

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<フィグツリーキャンプの全景>
昼飯後、16:00からのゲームドライブまでテントでしばしの休憩。
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私はこのブログ用の日記を書き、榛馬は川沿いでカバの親子を眺めていた。しばらくして、40~60代かいな?8名位の新しいお客がやってきた。お客同士の会話を聞いているとどうやらドイツっぽい言語。ドイツ語はさっぱりわからんが、"グーテン ターク(こんにちは)"といったら案の定同じ言葉で返してきた。60代っぽい初老のご夫婦は私達の隣のテント、40代のよう喋る姉ちゃんたちはその後ろのテントに入っていった。
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お隣は滞在の準備が整ったのだろう、ご婦人はテント前のベンチに座って寛ぎ出した。と思ったら突然立ち上がって私達を見て、"○▽×□…!!!"もうこれ以上のドイツ語はギブアップ。近づいてみるとご婦人は川の水面の方を指さしていた。…あ、カバがいることを知らせたかったんやね。と気づいた私と榛馬は言葉の壁を乗り越えられないままニコニコうなずくしかなかった。



16:00、午後のゲームドライブ。
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<エランドとグランドガゼル?>

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<グランドゼブラ>

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<マングースの群れ>

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<アンボセリではよく見かけた、ウォーターバック>

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<兄弟?? オスだらけのインパラの群れ>

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<ゾウの親子>

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<ツバメの大群>

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<メスライオンと遭遇>そういやマラに来てから、メスの群れを見かけんな~

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雲行きが怪しくなってきた。時間は昨日と殆ど変わらない。こりゃ私が雨男だからどうかと言う問題じゃなくて、多分、ここんところそうやったんやろうね。次第にポツリ、ポツリと雨粒が落ち、激しさを増してくる。ランクルの屋根の取り付け作業も、昨日で要領が解ってきたので榛馬も私もスムーズに手伝うことができ、5分も掛からず再スタート。
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車を出ててから、榛馬、そしてカメラ機材を持つ私と、それを手伝うフィグツリーのスタッフ、共にずぶ濡れになりながら“モジャ(1)、ムビリ(2)、ハクナマタタ ハクナマタタ(問題ない 問題ない)…“と3人で合唱しながらレセプションへ向かう。
そういや、帰国する飛行機の中で、1番の思い出を聞いたら、この瞬間が一番残っているといってたな。2番はアリ地獄…なるほど~、わかるような気がするが…

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テントに到着し、食事の時間まで明日の帰国準備。激しいスコールの音、蚊取り線香の煙が漂う中、二人とも無言で荷造りをしていた。多分、私も榛馬も考えていることは同じだと思う。「大揮が10歳になる6年後、3人でまた来よう。約束だぜ!」と話しかけると榛馬は硬くうなずいた。
そんなうなずく榛馬にしれ~と「次回は旅費全部自分でだせよ…」と言ったら、さっきの惰性かどうかわからないが「うん」といっていた。 「ヨッシャ~!!約束だぜ!」


食堂にてケニヤ最後の夕飯。
゛ あ~明日の今頃は、ボクは…♪ "の歌じゃないけど、明日のこの時間は機内食。
ところで、給仕の担当をしてくれたポールは、ここで唯一日本語が話せる人で、私の知らないスワヒリ語の単語や言葉を沢山教えてくれた。メモ帳のスワヒリ語ページは言葉で一杯になり、そのお陰でこっちの人達との距離がグンと近づけたような気がする。さっき、榛馬の1番の旅の思い出はビショビショになりながら…って言っていたけど、「旅から得られる財産」ってこういうことなんだということが、改めて理解できたような気がした。


兎にも角にも、明日でこの旅は終わり。
…というより翌日は私にとってこの旅最大のイベントを控えているんよね。
デイビッドはちゃんと連絡してくれたかいな??と心配しながら床についた。

by zassoh-oggi | 2008-04-02 00:13


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