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典型的なB型社長日記“バカと天才は紙一重!?”

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2008年 02月 25日

B型社長とAB型長男の珍紀行~その③ アンボセリ編 1

2月7日・木曜日(はれ、のちにわか雨)

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昨夜は、夕食も取らず寝てしまったため(というよりは機内食でお腹が一杯で)、この旅では初めての空腹状態での食事となった。何度でも言いたいことがあるのだが、この国のコーヒーと紅茶は絶品。榛馬はチャイを、私はコーヒーをたくさん飲ませてもらった。朝食を済ませ、チェックアウト後、待ち合わせの時間まで時間があるのでこのホテルのスタッフとコミュニケーションマジックをした。その中でも鶴田さんから教えてもらったプラスティックの箱を開けるマジックは、みんな仕事そっちのけになっていた。アフリカの人たちは双眼鏡でしか見ることが出来ない動物も裸眼で見えてしまうほど目が良いことは前回訪れた時に思い知らされていたので、私のど素人マジックはすぐにばれてしまうのかと危惧していたが、彼らは遠視で近くのものは見にくいのではなかろうか?「Once again!!」と数度にわたり要求されたが、ネタがばれることはなかった。
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日本人の子供は珍しいのか知らないが、榛馬が大人気だった。


朝8:00、デイヴィッドが迎えにきて私達はアンボセリへと向かう。ケニヤの主要道路には「Traffic African Highway」と呼ばれるアフリカを縦断する幹線がある。北はカイロから南はケープタウンまで伸びる道路になるのだが、空港入り口を過ぎて数十㎞はデコボコながら舗装された道であったが、以降は殆ど砂利道。前回来た時のナマンガ経由のルートよりは横転の可能性は低い道なのだが、榛馬は慣れない車の揺れにぐったりモード。
やはり便利なものに慣れてしまうのは体を退化させるからいかんな~という思いと、日本の道が平らであることは有難い!という思いが交錯。

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所々でタイヤを破損させた車や、立ち往生していた車が目に付いた。日本だったらこんな状況下、JAFや保険会社のロードサービスでも呼ぶところだろうが、ルー調で言うと、彼らにとってこういうハプニングはハクナマタタらしく、仲間たちとともにポレポレと修理している。


 ナイロビを出発して約3時間後、エマリという町で休憩をとる。ここで苦手なのは土産物屋のスタッフ。かなりしつこい。トイレから用を足して戻ると、案の定榛馬がスタッフに土産物を勧められていた。欲しくなければ「No more」というように言ったが、時すでに遅し。父から継承されたお人好し遺伝子がシグナルを発し、「買わなきゃいけないモード」になっていた。仕方ねーなーと「トモダチプライス」と連呼するスタッフにキリンのミニマムサイズの木彫りを値切って購入。値切ってくれたお礼にお決まりのコミュニケーションマジックを披露してその場を後にした。

エマリの土産物屋を起点にハイウェーから離れ、アンボセリ方面へと向かう。ハイウェーは舗装された道が所々あったが、この道から完全に砂利道。目的地までの約2時間のドライブだ。 ところで、この辺りから、マサイの衣装を身にまとった人たちを見かけるようになる。「は?マサイ族はマサイマラでは?」とデイヴィッドに聞くと、マサイ族は主にアンボセリに居住しているという。若者や子供たちが手を振ってくれる。異国から来た人間にとって、現地の人たちから受け入れてもらえることがとても嬉しい。やっぱり心の豊かさとモノの豊かさって相関関係があるなってつくづく理解できる。

エマリを出発して1時間半ほど経っただろうか、いよいよ野生動物のお出迎えだ!
オリックスとトムソンガゼルが歓迎してくれた。オリックスは主にケニヤではサンブル動物保護区に生息している。アンボセリで見られるのはとても珍しい。

↓オリックス
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↓トムソンガゼル
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これを起点にシマウマ・ヌー(ワイルドビースト)・マサイキリン・ダチョウなど数々の動物たちが「カリブ!!(スワヒリ語で「ようこそ」)」と迎えてくれた。(ほとんどソッポ向いてるけど…)
↓ヌー(ワイルドビースト)
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↓グランドゼブラ
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↓マサイキリン
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↓ダチョウ(雄)
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ナイロビを出て約6時間、とうとう車はアンボセリのゲートを潜った。
そして20分ほどで今日泊まるキャンプに到着。前回もそうだったが、この時期の昼のアンボセリは雲が多く、キリマンジャロは全く見られない。ん~残念!!
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キャンプのスタッフがオレンジジュースで出迎えてくれ、テントへと案内してくれた。
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テントと聞いていたのだが、素材こそ確かにテントの素材だが、ベッドもシャワーもトイレも個別に完備されてあってテントというよりはコテージ。充分というよりは最高のアンボセリ生活が過ごせそうだ。あとはキリマンジャロがクッキリ見られて、ビッグ5(ライオン・アフリカゾウ・バッファロー・黒サイ・ヒョウ)の一角でも見られたらいいねーと榛馬とテント内でしばしの休憩。


夕方4時、ゲームドライブ(サファリ)の為にキャンプを出発。雲行きが少しばかりおかしいが、愛用のカメラは準備万端、榛馬もやる気満々。
ところでアンボセリは、昔は4000㎢あったアンボセリ国立公園だが、現在は392㎢。開発等で縮小してしまった。国立公園内は半砂漠地帯のところもあれば、ビオトープのような沼地、湖のような部分に大体わかれている。昔はもっと緑が多く、ヒョウやクロサイなども生息していたと聞いていたが、現在、緑色というよりは砂色の方が多い。そして、森の木は所々ゾウになぎ倒されている。ライオンなどの肉食獣の絶対数が少ないのだろうか?草食動物が増えすぎ、草を喰い尽してこのような半砂漠地帯が出来上がってしまったというのは気のせいだろうか?
↓アフリカゾウのファミリー
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↓セグロジャッカル
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↓グランドガゼル
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↓ウォーターバック
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↓バッファロー(アフリカスイギュウ)
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出発して1時間半が経過…榛馬は若干冷え込んだのと、アンバランスな道に慣れていないこと、そして草食獣に少し飽きたのか、クタクタになりかけていた。

その時、デイヴィッドが何かを発見。あたりを見回すと、かなり遠くにヌーみたいのが数頭寝転がっているのが判るが、何かは不明。しかし、デイヴィッドは雌ライオンであると断定する。400㎜の望遠に付け替え、マックスにして覗いてみると、たしかに5頭の雌ライオンがいた。ファインダーにはムチャクチャ小さい姿しかうつっていないが、初日にしてライオンに会えたのはかなりラッキー。餌を沢山食べた後なのか、リラックスしている様子。

↓ライオン(雌・スワヒリ語で「シンバ」)
400㍉の望遠で見てもこれぐらい。それを裸眼でハッキリわかるとは凄い!
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もう一寸わがままを言えば、大きな姿をカメラに収めたいと残念な思いもあるが、道以外を走れないアンボセリのルールによりあのライオンには近づくことが出来ない。
ゲームドライブ終盤、雷と共に少雨が降ってきた。「このままじゃぁ明日はキリマンジャロみられないね」と心配していると、デイヴィッドは「夜の間に沢山降れば大丈夫」と太鼓判を叩いてくれた。ゲームドライブが終わり、テントに戻る。
夜9時、夕飯を食べて空を見ると雨は止み、星空がとても奇麗だったー。

キリマンジャロ、明日は顔をのぞかせておくれ…
そう願いながら、動物の鳴き声を子守唄を聴きながら就寝した。

by zassoh-oggi | 2008-02-25 21:41


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